こうのす広場編集部 TOPICS
自然・社会・経済の持続可能なまちのシンボルに

鴻巣市コウノトリ野生復帰センター 天空の里のコウノトリ
(鴻巣市提供)
鴻巣市は合併20周年を迎えた2025年10月1日、市名の由来の一つでもある、国の特別天然記念物「コウノトリ」を市の鳥に制定しました。
子宝を授ける幸福の象徴、コウノトリ。
市内本宮町の鴻巣総鎮守「鴻(こう)神社」には、コウノトリがまちに平安をもたらしたという「こうのとり伝説」が伝わり、市名の由来の一つとされています。
また、国内では、乱獲や自然環境の悪化で1971年に絶滅。
しかし現在は各地で繁殖・放鳥、自然環境の回復が進められ、自然共生社会の主役にもなっています。
今回の市の鳥制定は、経済・社会・環境の3側面が調和した持続可能なまちづくりを推進するシンボルとして決定しました。
コウノトリを県や市の鳥に指定しているのは、国内最後の繁殖地の兵庫県と兵庫県豊岡市、最後の生息地の一つの福井県越前市、野外繁殖が進む徳島県鳴門市。
鴻巣市はそれらに次ぐものです。

「こうのとり伝説」が伝わる鴻巣総鎮守「鴻神社」

例年10月中旬に行われる「おおとり祭り」(鴻巣市提供)
その昔、人々が「神の木」と呼び、お供えしていた大木に、 コウノトリが巣を作って卵を産みました。
すると大蛇がその卵を狙って巣を襲撃。しかしコウノトリは、すかさず大蛇を退治しました。
以来、この地には平和が続き、やがて人々は神の木の下にお宮「氷川社」を造って「鴻の宮(こうのみや)氷川明神」と呼んで親しみました。
そして、コウノトリが巣をかけた場所として「鴻巣」となったともいわれています。

鴻巣駅東口にそびえるモニュメント
(鴻巣市提供)

鴻巣駅東口の花壇にも
(鴻巣市提供)

子宝を運んでいる?デザインタイル
(鴻巣市提供)

おおとり商店会のフラッグ
(鴻巣市提供)
市の玄関・JR鴻巣駅のロータリーや鴻巣市役所には実物大の本物そっくりなコウノトリ!
商店会のフラッグやタイルなど、いたる所に幸福の鳥の姿があります。
ちなみに、本物は田んぼや空にいますよ。

コスモスアリーナ隣の「天空の里」(鴻巣市提供)
コスモスアリーナふきあげ隣の「コウノトリ野生復帰センター 天空の里」は令和4年(2022年)1月に開設。
埼玉県こども動物自然公園(東松山市)から譲り受けた2羽を、同園飼育員が常駐して飼育しています。
オスは「空」、メスは「花」の愛称で、優雅な姿を間近で見られます。
定期的にイベント「こうのとりマルシェ」なども開かれ、目前の荒川河川敷の花畑とともに観光の名所です。
会場:コウノトリ野生復帰センター 天空の里
※2025年25日(土)・26日(日)は入館料無料!
日時:2025年10月26日 (日) 10:00~15:30
内容:・市の鳥制定記念横断幕のお披露目
・市の鳥制定記念プロモーション動画お披露目
・市の鳥制定記念ガチャ
・大阪関西万博出展SDGsブース体験
・先着50人にこうのとり関連お菓子プレゼント(10時から)
・まちのコイン「ブーケ」プレゼント
・プロモーション動画を上映

SDGs未来都市の選定証授与式
(鴻巣市提供)

SDGs未来会議の参加者
(鴻巣市提供)

地方創生SDGsフェス
(鴻巣市提供)
コウノトリが住める豊かな自然環境づくりに、官民挙げて取り組んできた鴻巣市。
2030年には「人にも生きものにもやさしい コウノトリの里 こうのす」を目指そうと、コウノトリを持続可能な社会のシンボルとして、「鴻巣市SDGs未来都市計画」を策定しました。
★内閣府より「SDGs未来都市」に選定(令和5年5月)
コウノトリをシンボルにSDGsを推進する姿が評価!
★SDGs未来会議を開催(令和6年7月)
市内の8中学校の生徒が、持続可能な鴻巣市について考察。市へ提言し、学校でもSDGsに取り組むことを宣言。
★地方創生SDGsフェス(令和7年5月)
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「地方創生SDGsフェス」にブース出展。国内外にコウノトリをシンボルとしたまちづくりをPR。
コウノトリを市で飼育してから現在に至るまでの様子や、こうのとり伝説、コウノトリをシンボルとして築いていくSDGs未来都市としてのこれからについて、6分程度にまとめた動画です。
コウノトリをシンボルに、SDGs未来都市として羽ばたく鴻巣市の姿を、ぜひご覧ください。
動画内容
0:19 2021年10月コウノトリがやってきた!
1:17 2022年1月 鴻巣市コウノトリ野生復帰センター「天空の里」オープン!
1:38 コウノトリ「空」と「花」の紹介
2:40 こうのとり伝説
3:56 2023年2月「こうのとりブランドマーク」制定
5:02 2025年10月コウノトリを「市の鳥」へ
お話をうかがった人 鴻神社神主・栗原俊也さん

鴻神社のお社(やしろ)にもコウノトリがいっぱい
コウノトリが大蛇から卵を守った伝説から、子授け・安産の神さまとして知られる鴻神社。
特に土日祝日や、安産祈願に良い戌の日は、祈願やお礼参り、初宮参りなどで県内外から参拝客が訪れます。
子連れの家族であふれる境内。
着飾り、胸に抱えたわが子をほほえみのぞき込む両親や祖父母の姿は、幸せそのものです。

お社の左に鎮座する「元氷川社」
伝説の舞台「鴻の宮」はかつて、現在の宮地にあったと教えてくれたのは、神主の栗原俊也さん。
明治時代に周辺の「熊野社」「竹ノ森雷電社」とともに現在の鴻神社の場所に合祀後も、元の場所に「元氷川社」として小さな祠がまつられました。
祠は今、拝殿の左、イチョウの大木の下に安置されています。
もちろん、このイチョウは伝説の木ではありませんが、参道の向かい側のイチョウと、樹齢500年以上の「夫婦銀杏」として知られています。
木の下にはそれぞれ、栗原さんが「狛犬ならぬ狛コウノトリですね」と笑う、コウノトリの石像。
大きな卵の形の石像もあり、皆さんが撫でていきます。

卵を抱く狛コウノトリと御神卵

立ち姿の狛コウノトリ

朱、白、黒で描かれたコウノトリが印象的な天井画
拝殿の天井には、地元の画家・梶山立志さんが描いたモダンな印象のコウノトリが。
奥にも2024年末に奉納された、市内在住の画家・羽柴正和さんによる鴻(おおとり)が、大きな翼を広げて見下ろしています。
その下には、杉で出来た巨大卵が一対。祈願する人々の気持ちを受け止めています。

羽柴さんによる天井画

梶山さんが手がけた天井画

重機で運ばれた巨大卵に手をかざして祈ります
栗原さんは「小さな神社ですから、(別に設けた参拝施設ではなく)拝殿で祝詞を上げてご祈願することができます」と話し、参拝者を温かく迎えます。
コウノトリ誘致に尽力した「鴻巣こうのとりを育む会」の元メンバーでもある栗原さん。
先にコウノトリの繁殖でまちおこしが成功していた兵庫県豊岡市などを視察し、市内でビオトープ整備や、子ども向け講座などを行ってきました。
市の鳥制定に「良かったですね」と、活動の数々を振り返ります。
そして、「大蛇を追い払う話は古墳時代の豪族同士の戦いともいわれます。これを機に、鴻巣の歴史、史実に興味を持っていただけたら」と、元社会科講師の顔をのぞかせました。

神主で郷土史家でもある栗原さん

参道の狛犬
わが子を自慢していそう?

お稲荷さんも子煩悩そう
わが子の顔を隠します
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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