こうのす広場編集部 TOPICS
鴻巣駅近くに突如現れる謎の通路。宇宙との交信スポットか、過去の遺産か!? 編集部が調査します!
鴻巣宿わっぷ地下道(埼玉県鴻巣市・こうのとり通り)
JR高崎線の線路を挟んで東側と西側を結ぶ「鴻巣宿わっぷ地下道」。鴻神社から西側に向かって伸びるキレイな車道、みなさんにはおなじみですよね。
13年の工事歳月を経て2013年4月に完成した「鴻巣宿わっぷ地下道」。JR高崎線の東西をアンダーで結ぶ三谷橋大間々線(中山道~荒川左岸通線)が2013年4月2日に開通。
翌2014年、一般公募により、道路の愛称が「ひなの里通り」、地下道の愛称が「鴻巣宿わっぷ地下道」と決まりました。
ところが鴻巣駅周辺にもう一つ、「地下道がある」という噂が……。前回好評!?の鴻巣都市伝説に続き、編集部が調査しました!
鴻巣宿わっぷ地下道
そして、一瞬マンションに視界が遮られた後に突如現れる細い、古い道…。やっぱりもう一つ地下道がある!?
もう一つの地下道……!?
高崎線の東側にある鴻神社から西に向かって伸びる「こうのとり通り」。高崎線の線路を突っ切るように通っているのが「鴻巣宿わっぷ地下道」です。わっぷ地下道の右側、「社交ダンスホール・スタジオ ファルコン」を曲がったあたりに細い道が見えますが……。地図上では道が途切れているように見えます(地図タップ部分参照)。
青い看板の社交ダンススタジオの脇道を入り……
左手に工務店の屋号が見えたら右折。
あった!
車止めを注意深く越え、編集部の社用自転車「コウノトリ号(仮)」で実際に地下道を通ってみました。線路をくぐるように緩い坂道になっているので、自転車で軽快に駆け抜けることができます(スピードや通行者に注意。自動車は通行できません)。
地下道をくぐり抜けると、エルミこうのすやマンション(ポレスターシティマンション鴻巣)、梅林堂などが建ち並ぶ、鴻巣駅東口側の通りに出ました。
すぐ頭上を電車が通る撮影スポットでもあります
市内在住のアラフォー世代Yさん(男性)によると「この辺はずいぶん長い間工事をしていた気がする」とのこと。そういうイメージを持つのすっ子は多いようです。新しい地下道ができたことで、車利用者にはとても便利になりましたよね。
今回の“謎の地下道”は、鴻巣宿わっぷ地下道ができる以前から、市民の道としてずっと親しまれ、今も現役の道であることがわかりました。鴻巣宿わっぷ地下道にも自転車や歩行者の通行路はありますが、鴻巣駅西口から歩いてみると、この昔ながらの地下道は思いのほか歩きやすく、ついこのこじんまりした道のほうを通りたくなるのがわかります。都内への通勤圏・鴻巣市の人々にとってこの地下道は「頼れる近道」であり、通勤や通学で疲れたときには「家までもう少し」とホッとする地元の風景の一つなのかもしれません。
青春の悩みも吹き飛びそうな青空
生まれも育ちも鴻巣、県立鴻巣女子高校出身の20代Wさん(女性)にも話を聞いてみました。
「高校時代、通学のため毎日ここを自転車で通っていました。風を切って坂を上ると、ぱっと視界が開けて、空がキレイなんです。鴻巣のなかでもお気に入りの景色です」
ちなみに、Wさんに地下道の名前を聞いてみると、
「うーん……(少し考えて)、地下道です」
とのこと!(笑)
のすっ子が言うなら間違いなしですね!
車は通れないので、鴻巣宿わっぷ地下道をご利用ください♪
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。