こうのす広場編集部 TOPICS
鴻巣市小谷(こや)地区の冬水田んぼに、今冬もオオハクチョウが飛来!! 嬉しいニュースを聞きつけ、編集部が見に行ってみました!
(編集部追記)2021年1月末に白鳥が飛来しました。詳しくはこちら→「ふゆみずたんぼへ白鳥を見に行ってみた!【2020~2021冬】」
優雅に佇むオオハクチョウ(2020年1月8日現在の様子)
鴻巣市ゆかりの「コウノトリ」を呼び戻す取組の一環として、コウノトリを育む水田づくりが行われている小谷地区に、2019年12月10日(火)にオオハクチョウが飛来※しました(※鴻巣市HP「市長のフォトコラム」より)。
「ふゆみずたんぼ」は、稲刈りが終わった冬の田んぼに水をはり、土の発酵を促すことで、土を耕さずに自然の力で健康な土をつくる農法。この農法を実践するには、有機栽培で土壌生物が豊富な圃場であることが必要となります。「ふゆみずたんぼ」は環境にやさしい田んぼなんですね。バランスのとれた生態系が育まれる「ふゆみずたんぼ」にはたびたび、渡り鳥もやってきます。田んぼに棲む生物を食べたり、水辺で羽を休めたりしながら滞在するんです。
つまり、渡り鳥(オオハクチョウ)が今冬もやってきたということは、「ふゆみずたんぼ」が、きれいで栄養豊かな圃場として保たれているということ。コウノトリもきっと棲みやすい場所に育っている! ということなんです!
鴻巣にコウノトリをよびもどす取組について取材した記事はこちら!
→こうのす広場インタビュー「鴻巣こうのとりを育む会 代表理事 伊藤鋳義さん」
「ふゆみずたんぼ」に向かう道は田んぼ道で、道幅が少し狭くなっています。
冬の使者・白鳥を驚かせないよう、田んぼ周辺では走行と騒音に注意しましょう!
編集部は小谷周辺で道に迷い(笑)、市環境課に問い合わせて道順を教えていただきました(コウノトリの里づくり担当の職員さんありがとうございました!)。
「ふゆみずたんぼ」は鴻巣市小谷地区の武蔵水路と荒川のあいだに位置します。
地元のみなさんにはイタリア料理店「アドマーニ」さんの近く!といえばわかりやすいでしょうか。
地図アプリでも「鴻巣市」「オオハクチョウ飛来地」と検索すると出てきますよ!
(1)武蔵水路沿いの道に「アドマーニ」さんの看板が見えたら荒川土手に向かって曲がります
(2)こちらの看板が目印
(3)ガードレールにも「ハクチョウ飛来地」の案内看板があります
(4)土手に突き当たるまでまっすぐ進みます
(5)土手沿いまで来ると看板がいくつか立っていますのでそれを目安に進みましょう
(6)水を湛え冬の陽射しを浴びて輝くこの美しい水田が何よりの目印ですね!
編集部が「ふゆみずたんぼ」を訪れたのは年明け間もない1月初旬。
田んぼに近づくと、白く大きな羽を水面で休める3羽の白鳥を発見!
この日は風がとても強く、水面はかなり波立っていましたが、冬の陽射しのなか、ゆったりと佇むオオハクチョウは優雅で美しく、しばらく見入ってしまいました。
遠くに見える白い羽はもしかして・・・
いたーーー!(感動)
親鳥が2羽、幼鳥が1羽、確認できました!
冬の訪れとともにやってきて、豊かな「ふゆみずたんぼ」で冬を越すオオハクチョウたち。例年2月の末頃まで滞在し、春になると旅立っていきます。この美しい自然の生業を壊すことのないよう、見学・撮影の方は白鳥たちをそっと見守ってあげてくださいね。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。