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「約380年の伝統を持つ 鴻巣びな」と「鴻巣びっくりひな祭り」

ひな人形のふるさと 鴻巣

鴻巣市は約380年の伝統を持つひな人形のふるさとです。鴻巣でひな人形が作られ始めた経緯はよくわかりませんが、江戸時代前期に鴻巣に移り住んだ京都の仏師が土雛を作り始めたという説があります。また、鴻巣宿は中山道の江戸・日本橋から数えて7番目の宿として流通が盛んで、人形の材料となる藁や桐が豊富にあり、農閑期の人々が生産の担い手となったことも理由のひとつと推測されます。
江戸時代中頃には、ひな人形などの節句人形が豪華な作りになりました。この頃には「鴻巣雛」は有名で、高級な人形、破魔矢、羽子板なども作られていました。江戸時代の末期、鴻巣は、越谷、江戸十軒店と合わせて「関東三大雛市」と呼ばれ、大規模な“市”が行われていました。明治になって「鴻巣雛」の生産は拡大しました。江戸時代には11軒だった鴻巣のひな屋は明治時代に入り、人形業者31軒、職人300人という記録(*)が残っています。


(*)埼玉県営業便覧 明治35年(1902年)発行

 ひな人形とひな祭り


三月三日のひな祭りは、女の子の成長と幸せを願った親の願いがこめられています。古くは、草木や紙などで作った素朴な“人形(ひとがた)”、あるいは“形代(かたしろ)”に自分の災厄を移して海や川に流した“おはらい”の行事。そして、平安時代から始まったお人形遊び“ひいな遊び”がありました。現在の「ひな祭り」はこの2つが融合したもので、ひな人形を子どもの分身“形代(かたしろ)”に見立て、災難から逃れ、幸福になるようにという願いを込めて飾ります。

いろいろなひな人形を見て、歴史も学べる 産業観光館「ひなの里」

ひな人形などの鴻巣の歴史を伝える展示やイベントの開催、鴻巣の見どころを紹介しています。「ひな人形の“できるまで”」、「いろいろな“ひな人形”」は「ひなの里」で展示されているものです。詳しく知りたい、実物を見たいという方は、ぜひ、ご来館ください。

 

詳しくはホームページをご覧ください。
鴻巣市産業観光館「ひなの里」(公式ホームページ)

ひな人形の“できるまで”

「ひなの里」には、ひな人形の胴や頭のできるまでが詳しく展示されています

ひな人形は、今でも、伝統的な製法で生まれてきます。頭師、髪付師、手足師、小道具師、着付などの職人が分業して着物、頭、手足などを作り、一つのひな人形に形を変えていきます。

いろいろな“ひな人形”


古くは簡単な作りだったひな人形も時代と共にいろいろな姿に変わっていきました。現存する数が少ない貴重な「鴻巣雛」、大名道具の豪華なひな人形、江戸時代の子どもたちの遊び相手ぶら人形、ミニチュアの小さな芥子人形、豊作を願った裃雛などのいろいろな珍しい人形が鴻巣市産業観光館「ひなの里」で展示されています。そのいくつかをご紹介します。


立雛(たちびな) ひな人形の原形を偲ばせる。江戸時代まで主流のひな人形。
享保雛(きょうほびな) 町家を中心に江戸時代を通して流行したひな人形。
鴻巣雛(こうのすびな) 文化文政期(1804~1830年)に鴻巣で作られた。現存する数が少ない。

立雛 

享保雛

鴻巣雛

  鴻巣びっくりひな祭り

メイン会場「エルミこうのす」 日本一高いピラミッドひな壇

「鴻巣びっくりひな祭り」は、歴史ある“鴻巣びな”のまちとして「ひな人形のふるさと~鴻巣~」を広く知ってもらうこと、すべての市民がひな祭りを楽しむこと、多くの観光客をお迎えし、まちを明るく元気にすることを目的に、毎年2月中旬から3月上旬に開催されています。
見に来た人たちを“びっくり”させたいと「びっくりひな祭り」と名づけられました。13回目を迎えた平成29年の開催内容から“びっくり”をご紹介します。


なお、詳しい内容や最新の予定は、公式ホームページをご覧ください。
鴻巣びっくりひな祭り(公式ホームページ)

 

【びっくり1】 メイン会場の日本一高いピラミッドひな壇

エルミこうのすでは、31段、1830体のひな人形がお出迎え!

スタートした2005年も会場の市役所の天井に届きそうな高さ5.74m、26段と十分“びっくり”。年々ひな人形が集まり、展示もますます増えてきました。2016年からメイン会場を鴻巣駅東口直結の「エルミこうのす」ショッピングモールに移転。日本一高いピラミッドひな壇がドーンと展示されています。高さ7m、31段という“びっくり”ひな壇です。


ひな人形の数も“びっくり”。なんと1830体。ともかく日本一高いピラミッドひな壇をご覧ください。会場の1階から、2階から、3階から、どこから見ても迫力満点です。

 

人形たちのたくさんの視線にちょっとドキドキです。純真な素直な気持ちに立ち返って楽しみましょう。

【びっくり2】8会場のひな人形は1万体以上

ひなの里 明治期建造の蔵の中での展示

2017年は、メイン会場「エルミこうのす」と5ヵ所のサテライト会場、2ヵ所の展示会場、合計8会場に拡大。展示されている人形の数は1万体を超えます。サテライト会場の鴻巣市産業観光館「ひなの里」では埼玉県の「景観重要建造物」に指定された明治期建造の蔵に珍しいひな人形が展示されます。

花と音楽の館かわさと「花久の里」では花と人形で飾られた六角錐ひな壇とつるし雛が楽しめます。つるし雛は川里地区のおばあちゃんたちが一年間かけて作ったものです。その他、八角錐ひな壇、三面ピラミッドひな壇、花で飾られた等身大ひな人形、五角錐ひな壇などいろいろなひな人形とひな段をお楽しみいただけます。

【びっくり3】 来場者数20万人以上

スタンプラリーも好評です

鴻巣市内だけでなく、埼玉県内、東京都内、いろいろなところから人々が訪れます。その数、20万人以上。全会場を回ると記念品がもらえるスタンプラリーも好評です。初日の11時に全会場を周った人もいました。子どもや孫と一緒にくる人、家で飾るのは大変なので見にくる人、たくさんの人形を見にくる人、大人になった子供たちを思い出しにくる人、朝から一日いる人、様々な人が展示を楽しみにしています。

【びっくり4】 まち中でひな祭り「まちかどひなめぐり」

 

びっくりひな祭りのひな飾りは会場だけではありません。公共施設や商店などの協力により「まちかどひなめぐり」を実施。まち中のいたるところに、ひな人形、ひな人形、ひな人形。鴻巣をあげてひな祭りをお祝いしています。写真を撮影する場合は、お店の人に一声かけてくださいね。

 

【びっくり5】 “ひな祭りLOVE”

主催は鴻巣市観光協会ですが、いろいろな団体が協力し、200名以上のボランティアが盛り上げています。市内だけでなく、川越から、東京から、若者も、仕事が休みの日に来る人など、“ひな祭りLOVE”の人たちで運営されています。

 

飾られているひな人形は全国から集まった“家庭でのお役目を終えたお人形たち”。新しいお役目として人形に込められた思いをたくさんの人にお届けします。最後には“ひな祭りLOVE”の感謝を込めて、鴻巣の勝願寺で毎年11月14日に人形を供養して「お焚きあげ」をしてもらいます。

 

サテライト会場と展示会場の様子(一部)

コスモスアリーナふきあげ 八角錐ひな壇

花と音楽の館かわさと「花久の里」 花と人形で飾られた六角錐ひな壇とつるし雛

農産物直売所「パンジーハウス」 三面ピラミッドひな壇と花で飾られた等身大ひな人形

産業観光館「ひなの里」 明治期築造の蔵での一番親王飾りと鴻巣雛の歴史展示

吹上生涯学習センター 鴻巣ひな人形協会によるひいなあそび

鴻巣市文化センター「クレアこうのす」端から端までひな飾り


 鴻巣市びっくりひな祭り実行委員会 ディレクター 渡辺明美さんにお話を伺いました。

鴻巣びっくりひな祭りは、後援団体、スタッフとたくさんのボランティアの協力でできあがっています。まち中をみんなのひな人形で飾りたいと回を重ねるごとに拡大して、日本中から提供いただいている人形の数も膨大なものになりました。それぞれの人形には様々な想いが込められています。
あるとき介護施設の方たちが車イスや抱きかかえられるようにして見に来てくれました。ピラミッドひな壇をぐるりと一周すると、おじいさんは人が変わったように元気になり、良いものを見せてもらった、元気になった、また来年も来るよと言って、おばあさんの車イスを押して帰って行きました。人形の癒しパワーはすごいなと思いました。みなさんの笑顔に支えられ、来年も頑張らなければという思いひとしおです。
スタッフとボランティアのひな祭りに対する篤い思い、そして、たくさんの人形に込められた想いを感じていただけたらと思います。市内のいろいろなところでもひな祭りが行われています。みんなでひな祭りを楽しみましょう。