柏の木は、新芽が出ないと古い葉が落ちません。このため、武家社会の時代において、子孫繁栄を象徴する木として喜ばれました。
端午の節句に柏餅を食べる習慣が根づいたのは、この縁起の良さのほか、餅で餡を包みときの、手つきが拍手をする時の動作に似ていてめでたい、という意味もあるようです。
武家社会ゆえに江戸では柏の葉へのこだわりが強かったようです。昔、関西では柏の葉が小さくて包めなかった事から、柏の葉に似た山帰来（さんきらい）という木の葉で餅を包んで柏餅を作っていました。この山帰来（さんきらい）は地域によって呼名が異なる、日本でも有数の別称の多い木だそうで、埼玉県では牡丹餅花、千葉県では まんじゅうぱ など全国で250種類ぐらいの名前があるそうです。
当店では、こしあん　みそあん　抹茶あん　を取り揃えております。