こうのす今昔物語~写真でみる鴻巣市の今・昔~
この頃は、川が増水すると橋が水面下になってしまう木製の「冠水橋(かんすいきょう)」でした。
地域住民の重要な交通路でしたので、洪水などで橋が不通となるたびに仮橋が架けられ、また、台風の際に流失、損壊しながら何度も復旧されました。
1965年の台風による洪水で壊れた後、鋼管パイル製の橋脚に支えられた木製桁の冠水橋に改修されました。自動車の通行は可能でしたが幅員3.6メートルと狭いため片側交互通行、路線バスは通行できなかったため、橋の手前で折り返していました。
昭和55年に現在の大芦橋が開通しました。全長1,016メートルあり、竣工当時は埼玉県内最長の道路橋でした。これまでのように荒川が増水しても沈下しない永久橋で、幅員9.50メートルの片側には幅2メートルの歩道も整備されています。